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まなぞうドットコムです。

大人は子どもに「ケンカをするな」と教えるんじゃなくて、ケンカの仕方を教えてやれ

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私は今、小学生と関わるお仕事をしています。

毎日元気いっぱいの子どもたち!

嬉しい時には飛び跳ねて喜んで、悲しい時には涙枯れ果てるまで泣いて、感情を体いっぱいに表現する姿が本当に可愛くって愛おしくってときどき羨ましく感じたりもします。そして、子どもたちの人間模様を見ているとものすごく勉強になる。

 

今回はそんな子どもたちから学んだ「ケンカ」のお話をしたいと思います。

 

理想論かもしれないけど、大切なこと。

 

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ケンカってわるいことなの?

素直で無邪気で嘘つけない子どもたち。

ときにはケンカだってしてしまいます。(というか日常茶飯事!)

 

結論から言うと、私はケンカは一概に悪いことではないと思っています。だって、他人と接するうえで意見のぶつかり合いって当たり前に起こることだから。大人とか子どもとか関係なく、許せないくらい腹が立つことだってあるよね。

 

そんなとき私は、論点から外れて暴言を吐いたり、関係ない子がガヤガヤ入ってきちゃったり、誰かが怪我してしまうような緊迫した場面以外では、ケンカを止めずに近くでじっと見守るようにしています。

自分の思いをまっすぐ伝えて、相手の思いをまっすぐ受け止める。それを繰り返しながら、子どもたち自身の力で解決できるよう、私はなるべく少ない言葉を添えて微調整しながらケンカのサポートをするのです。

 

そうすると、不思議なことにケンカ中にもかかわらず相手を思いやるような言葉が出てきたり、指摘されることなく自然と自分の過ちに気付いたり、わだかまりを残さず仲直りできたりする。子どもってミラクルスーパー凄いんです。

 

 

 

私が思う「わるいケンカ」

ケンカには「いいケンカ」と「わるいケンカ」があると思っています。その線引きは、ケンカ相手との関係とか原因とかタイミングとかでもまた違ってくるとは思うのですが。

私が思う「わるいケンカ」の特徴は以下のとおり。

 

①殴る・蹴る

暴力は、相手の気持ちを一切無視してケンカに決着をつけようとする最も幼稚で残酷な方法です。

ただ、一生許すことができないような嫌なことをされても暴力だけは絶対にいけません、と言い切ることが果たして正解なのか、私にはわかりません。

拳ひとつで友情を確かめ合うアツい青春とか、あらちょっと素敵じゃんって思っちゃうし。いいよね〜そういうの。清々しいよね。でもそれって仲直りができたからいい思い出だって言えるんだよね。

 

振りかざした拳は、相手の声、ときには自分の声までもを遮ります。

ケンカに暴力はまったくもって不必要だと思っています。

 

 

②暴言を吐く

バカだのアホだの死ねだの、無意味。

相手を挑発して、相手からも似たようなこと言われてブチ切れて、引くに引けなくなって、また言っちゃう。あなたがバカと言った相手は別にバカではないし、あなたもバカと言ったからって反対にカバと言われる理由はどこにもない。(笑)

相手のことがいっそう憎たらしく見えてくるだけで、時間の無駄だよね。 

 

 

③仲間引き連れて総攻撃

1対1で言い合ってたのに、もともと関係のない子たちまで引き連れて逆襲にくる姿は、さながら映画「クローズ」のよう。(笑)

俺のダチを泣かせてんじゃねーよ、とアツい友情には脱帽なのですが、相手からしたら え?おまえ関係なくね?の一言に尽きる。

 

 

④反省もしてないのにすぐ謝る

心の込もっていない「ごめんなさい」ほど、聞いていて悲しい気持ちになるものはありません。

反省も納得もしてないのに、その場を収束させるために、とりあえず謝る。でも、謝った後もイライラもやもやした気持ちをを引きずって、勝手にちょっと気まずくなって、相手との関係をこじらせちゃう。

 

私含め、大人がやりがちだな〜と思っています。

ここは自分が折れといたほうが後々楽だな、とか。

ぶつかる体力・精神力がもったいない、とか。

(時として役に立ってしまうことは身をもって重々承知です……)

 

 

 

「いいケンカ」とは、相手とまっすぐぶつかること。

まっすぐぶつかりながら、相手を知ろうとすること。

そして「じゃあこれからどうしようか」と未来の話をすること。

 

苛立ちも、嫉妬も、ぜんぶ人間の素直な気持ち。

ネガティブな感情を抱いた自分を恥じたり否定したりする必要なんてない。

大事なのはその感情の伝え方と受け止め方。

 

 

 

大人は子どもに「いいケンカの仕方」を教えてやれ

「ケンカをしてはいけないよ」

言うのはとっても簡単です。

でもこの言葉、何の説得力もないと思いませんか?

 

じゃあこの苛立ちはどうしたらいいんだよ!おれたちだってストレス溜まるんだよ!宿題だってあるし習い事だってあるし!もうやってらんねーよ!はいはいわかりましたごめんなさーい という子どもたちの悲痛な心の叫びが聞こえてきそうですね。(笑)

 

なぜケンカをしてはいけないのか、もっと正確に言えば、なぜ「わるいケンカ」をしてはいけないのかを、大人はきちんと言葉や姿勢で伝えなくちゃいけないと思う。

 

 

 

子どもは大人を見て育ちます。

大人が思っているよりもずっと、子どもたちは私たち大人のことをよーーーく見ています。

 

自分のケンカの仕方ってどうかなあ。

そもそも、大人になってからケンカとかってしてないかも。

人とぶつかることを恐れて、避けてきちゃったのかも。

 

そんなふうに、子どもたちの無邪気に遊ぶ姿を思い返しながらぼんやり考えたりするのです。

 

おわり。