manazo.com

まなぞうドットコムです。

一人暮らしがちっとも楽しくない。

【スポンサーリンク】

2017年9月。

大学を卒業してまもなく彼と同棲を始め、

そして彼が突然出て行った(笑)思い出いっぱいのアパートを出た。

ビバ!念願の一人暮らしです!

 

深夜にプリン食べても怒られないし、

全裸で踊っても恥ずかしくないし、

どうせならお洒落な部屋にしたいなあ、

収納もたくさんあって、

写真飾ったり、植物育てたり、

なんかイイ匂いが漂ってたり、

プチDIYしちゃったり、

いいじゃんそういうの!最高やんか!

こうなったら27歳アラサー女子の本気を見せてやるわ……

 

と思いを馳せ、かなり気合を入れていたのですが、現実は甘くなかった。

 

f:id:mannaca:20171001144858j:plain

 

捨てられない女というのは百害あって一利なしである。

ふたりで選んだ、ダイニングテーブル。

ふたりで選んだ、ベッド。

ふたりで選んだ、ソファや、カーテンや、お鍋やフライパン。

初めて実家を出て、

彼とふたりで両手いっぱいに買い物袋抱えて、

ふたりの家をつくっていった。

1LDKの殺風景な空間に、

テーブルが増え、

ベッドが増え、

少しずつ生活感が出てくるのがすごく楽しかった。

 

彼が出て行ってしばらくは、

油断すると、ベッドやソファが彼との思い出を一気に引っ張り出してきて、

胸がキュンと痛かった。(我ながらなんて可愛いんだろう)(はいブスですごめんなさい)

 

あれから1年か。

引っ越し先は、私ひとりぶんの身の丈にあった部屋を探した。

隣町のワンルーム、外見はボロボロだけど内装はフルリフォームされていて

淡いグリーンのタイル張りの可愛いキッチンに一目惚れし、そこに決めた。

 

 

引っ越し当日。

大学の休学費を値切るほど(笑)ケチな私は、

友人たちに引っ越しのお手伝いをお願いし、

8人乗りのワゴンを借りて、

お祭り騒ぎでドタバタと引っ越したのです。

 

 

でも、どうしても捨てられなかった。諦めることができなかった。

思い出がたくさんつまった、ベッドやテーブルやその他無数の物たち。

「これも運ぶん!?これも!?」と友人にドン引きされながらも

無理やりぜんぶ運んでもらった。

その代償が、でかすぎたのです……

 

出来上がった間取りがどう考えてもおかしい。

そもそも家具と部屋のサイズが合っていないことは最初からわかっていました。

家具はどれもこれも2〜3人用サイズ。それを狭いワンルームに押し込むのですから。

実際、新居に入ることには入った。が。

玄関のドアを開けるとまず出迎えるのがダイニングテーブル。

「ただいま」と同時にダイニングテーブル。

友人に【応接間】と名付けてもらいました。

ワンルームなのに応接間がある家なんてそうないはず。たぶん。いや絶対。

 

インド人さながら、荷物を頭の上に乗せて

ダイニングテーブルの脇をやっとの思いで通り抜け、

フローリングのほぼ3分の1を占める巨大ソファの背もたれをまたいで、

残り3分の2を占めるダブルベッドのマットレスへダイブ!そうでもしないと部屋の奥に進むことすらできないのです。

 

応接間があるため冷蔵庫を置く場所がないので、

とりあえず部屋のいちばん奥に置いてみた。

結果、キッチンと冷蔵庫の間に巨大なマットレスが鎮座しているので、

ネギとか卵とか持ってマットレスの上を移動せざるをえない。

 

部屋の大部分を巨大マットレスと巨大ソファが占めているため

基本的に移動時はトランポリンみたいになる。

朝起きてポインポイン。

歯磨いてポヨンポヨン。

洗濯物抱えてポインポイン。

トイレ行くときもポヨンポヨン。

2日で飽きた。

  

「これは捨てないで」と母にお願いされたスタンドミラーの置き場所にも悩み、

ひとまずキッチンの後ろに置いてみた。

おかげで料理する自分の後ろ姿を見ることができるようになり、

ずっと憧れだった【カレー作ってたらいきなり旦那さんに後ろからギュってされる】魅力的な後ろ姿をゲットすべく、入念にチェックすることができる。将来、彼が旦那さんになったらやってもらうことにする。

 

彼からクリスマスプレゼントに貰った木琴にも悩まされている。

ご存知の通り、木琴は台形で、低音側に行けば行くほど飛び出してきやがる。

そう、どこに置いても「ちょびっとはみ出る」のだ。もう邪魔でしょうがない。

でも、小さい頃から木琴の音色がたまらなく好きで、音楽好きな私はしょっちゅう木琴を叩いては満悦になるので、許すことにする。木琴は本棚の上に置いてみた。無論、ちょびっとはみ出てる。

 

木琴の頭上の壁には、初詣に行った時の川崎大師のお札と、縁起が良さそうなので職場の小1の女の子からもらった「かどまつ」という紙切れを並べて飾ってみた。

木琴の音色で祈祷する謎のスペースが出来上がってしまった。

 

おまけに、これまた選別できずに持ってきてしまったゴミ箱が4つもある。

6畳の空間にゴミ箱4つ。はやくゴミ箱ごと捨ててしまいたい。

 

 

27歳アラサー女子が本気出したら、

【応接間付きトランポリンルーム】という

奇妙でとんでもなく住みにくい家が出来上がってしまった。

全くもって洒落っ気の欠片もない。

 

後悔はしてない。

嘘。だいぶ後悔してる。

 

「彼との思い出がー!」なんてグズグズ言ってる数週間前の私の愚かさを呪っている。

この際思い出なんてどうでもいい。

今すぐこの視界に入る全ての物をデカい順に捨ててしまいたい。

私の人生初の一人暮らしの明暗が、私のQOLークオリティ・オブ・ライフがかかっているのだから……!!!

 

 

一人暮らしってこんなかんじなの?

ああ、なんて住みにくいんだ。

住み始めて1週間も経たずに憂鬱になってきた。

表情豊かな私の表情筋がピクリとも動かない。これは死活問題である。

 

部屋の奇妙な間取りやバカでかい家具たちは百歩、いや千歩譲って我慢するとする。

それでも、私は人生初の一人暮らしをまったく楽しめていない。

 

家に帰って「あのね今日はこんなことがあったよ」と話す相手がいない。

お皿洗いや洗濯をする担当を決めるためにジャンケンする相手がいない。

テレビ見てああだこうだ言う相手がいない。

見た目はイマイチ味もそこそこの中の下の私の手料理を味わってくれる相手がいない。

深夜に裸で踊りながらプリン食べても叱ってくれる相手がいない。

休日に出かけたり友達に会うことはあっても、

帰ったらまたあの【応接間付きトランポリンルーム】で独りぽっちでポインポイン……

 

 

 

なんだこれ。

 

ちっとも楽しくない。

 

 

え?ちょっと待って一人暮らしってこんなかんじなの?

世の中の大学生や独身サラリーマンや、けっこうみんな普通に一人暮らししてて

それもけっこう楽しんでてひとりの自由を謳歌してるイメージだったのに。

思い描いていた生活とまるで違うんですけどー・・・!!!

 

 

だんだんと秋らしくなってきて、

タオルケットだけで寝るのもそろそろ寒い。

冬用の毛布や秋冬の洋服たちは、引っ越した時ぜんぶクローゼットのいちばん奥に押しやってしまった。出すのも面倒でなかなか衣替えができずにいます。ああ寒い。

 

トランポリン生活も、

やったことある人ならわかると思うのですが(いないか)

地味に結構疲れるんですよね。

重心がアンバランスすぎて、足腰の負担が大きい。

朝も目が覚めた気にならず、いまいちシャキッとしない。

あとポインポインしてる間に物が落ちやすい。

ふかふかの座り心地に飽きた私のおしりは自然と硬い床を求め、

狭い応接間の床に長時間座ってみたこともありました。

 

先日、思い切ってマットレスを捨てて布団に替えました。

見えるフローリングの広さに、感動。

私のQOLは偉大なる進歩を遂げたのでありました。

 

 

それでもやっぱり一人暮らしはつまらない。

 

誰か私に一人暮らしの楽しさを教えてください。